不動産用語集 >> 囲繞地通行権とは


囲繞地通行権とは(いにょうち)
ある土地が他の土地に囲まれているなどして、そこから道に出るには他の土地を通行しなければならない場合の、その土地を囲んでいる周りの土地(囲繞地)を通行できる権利をいう。袋地の所有者は、囲繞地を通行するためには、囲繞地の所有者に対して相応の金銭を支払うこと場合がある。
よくある事例
よくある囲繞地通行権の問題としてあがるのは囲繞地へ入るための通路の幅の問題ですが、その幅員については明確な取り決め(どの位の幅が確保されるべきか)はなく、事例によってまちまちのようです。
昔から1.5mぐらいの通路を出入り口として使っていたのであれば、そこに通行権が発生し、新しく土地を分割して囲繞地が発生するような場合は、囲繞地の建築も考慮して道路幅が設定される事例が多いようです。

いずれにしても、道路に接してない土地については建物の建築は不可となりますので売買の対象としてはあまりお勧めはできません。


   <囲繞地イメージ>